憲法改正の動きに対しての声明

2006年1月10日
日本長老教会「ヤスクニと平和」委員会 委員長 村瀬俊夫

 政府および特定政党を中心とする改憲の動きは、従来にない高まりをみせております。衆参両院への各憲法調査会の報告書が提出され、改憲の是非を問う国民投票法案作成作業が進められ、マスメディアも世論調査の報道を競っております。このような国家の命運を左右する改憲の動きに対して、日本長老教会「ヤスクニと平和」委員会は以下に述べる理由をもって、現在進行中の改憲の動きに反対します。

  • 日本長老教会は1997年『戦争に関する公式見解』を発表しました。同見解では日本国憲法の「平和主義」の理念を高く評価し、「政教分離原則」が教会と国家を律する基本原則であること、これらの理念・原則に反する改憲の動きを監視・阻止することを明確にしてきました。
  • 改憲の動きを詳細に検討した結果、名目は「平和主義の堅持」や「基本的人権の尊重」を唱えつつも、実質的には平和主義・人権尊重の根本を揺るがせ、変質させようとする「理念変更」の意図が明らかになっております。
  • 日本長老教会「ヤスクニと平和」委員会は、流動して止まない世界情勢にもかかわらず、現時点においても日本国憲法の「平和主義」及び「政教分離原則」を一貫して評価すべきであること、またその一層の徹底を期することを確認します。